桑田選手の自伝を読みました

今回は院長に紹介していただいた本を読みましたので紹介します。

題名は『心の野球~超効率的努力のススメ~』桑田真澄(幻冬舎)です。
1000本の素振りは脳や体が手抜きを覚えてしまうので良くない
だいたい人間は500回も1000回も全力では振れないもの。
もしそんなに振るとすれば手抜きをせざるを得ない」という内容に、私も同感。
私も高校時代は練習で1000本素振りを行なっていましたが、回数が増えるにしたがってうまく振れなくなっていました。
必要なのは、「1日たった「50回の素振り」を試合を想定して真剣にやることの方が大切」ということでした。
また「徳を積む」ということで、桑田さんはお参りやトイレ掃除、グラウンドの草むしりをチームメイトに見つからないようにしていたそうです。
この努力で運とツキを貯金して、その上、練習で技術や体力もつけて、結果を残してきたそうです。素晴らしいことだと思いました。
他には、「ダラダラと長時間、意味のない練習をするのではなく、効率的合理的な練習メニューを考え、短時間集中型の練習をして、残りの時間を「勉強」と「遊び」に充てるべきだ。成長過程でこの2つは人間形成上とても大切な要素なのだ。」
「練習中の無意味な発声も必要ない」
キャッチボールをするときは声を出しちゃいけない。
声なんか出していたら、そっちに気をとられちゃって、「捕って」「投げる」という感覚に集中できない。試合でやらないことは練習でやっても仕方がない。」
桑田さんも肘の手術足の手術をして徐々に治っていったのだが治る過程をうまく表現されていた。
「僕の経験では怪我は、停滞している時期が続いたあと、あるときスッとよくなる。
その後は、また停滞が続くのだが、しばらくするとまたスッとよくなるその繰り返しをして症状が改善していく。」
私の働いている鍼灸・整体院でもこういう具合に治っていくお客さまがおおい。
急激には治らない。
停滞している間も我慢強くリハビリに励んであきらめない。
この本を読んで私も共感するところばかりで、中学校、高校時代が懐かしく思い出されました。
今後、桑田さんが教育をし、さらに野球の練習や考え方など進歩していくだろうと思いました。
とても良い本でした。

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